スマホがあればVR(ヴァーチャル・リアリティ)映像観れます
日本三大渓谷の一つ「大杉谷(おおすぎだに)」をVRで撮りつくすぞ!
その野望の第一歩がやっと踏み出せました。
実はドローンを手にした2年前からその構想はありました。
ドローンと360度カメラ、この2つの組み合わせは最強になるだろう、と考えいろいろと研究をしてきました。
ドローンはもとより、360度カメラもまだまだ発展途上であったためそれらの動向はネットで逐一チェック。
ドローンの修行のため田舎暮らしを考え始め、いろいろな地域を探している中で、大台町(三重県)を選んだのは、実はこの日本三大渓谷という言葉に惚れたから。
日本三大渓谷!
いっすね~、この響き。日本三大渓谷。
日本でとっぷすり~ですよ。
ここを「ドローンxVR」で撮影したらすごいだろうな~という単純な発想で大台町移住を決めました。
ちなみに、VR(ヴァーチャル・リアリティ)とは、「仮想現実」と訳されるみたいで、いわゆる「そこに行った気分になるぅ」って感じです。その仮想現実を成立させるために技術として360度(天球)で撮影できるカメラが必要となるのです。パノラマ写真は観たことがあるかと思いますが、パノラマは左右にだけ広がっています。360度写真は左右だけではなく上下にも映像が広がっているものを指し、左右上下全てが写り込んでいるものを「天球」、左右と上だけのものを「天周」と称してます。360度カメラと言っても天球と天周の2種類あります。私がやろうとしているのは天球の方。
で、そんなことはさておき。
大台町に来てドローンの練習を積む中、いよいよドローンに搭載する360度カメラの検証です。
RICOH THETA(リコーシータ)がその手軽さで360度カメラの市場を切り開いたと言って良いと思います。
でもTHETAは静止画は良いのですが、動画は弱い。一応機能的には動画も撮れるのですが、画質が良くない。
ということで、動画の画質向上を待っていました。
プロの世界では、カメラを複数台使って撮影し、編集で複数台カメラの映像をつなぎ合わせるという技法が使われますが、その場合、たいへん高価になる、という点と、重量がありドローンに搭載できない、という欠点があり、小さくて軽く、動画画質もそこそこ、というカメラを探していました。
そこで出てきたのがInsta 360 ONE。
やっぱりコスパを考えると、中国製か。。。と思いつつ、でもタイミング的にそろそろか、と揺れる気持ちで購入。
案の定、初期不良で交換するわ、アプリはうまく動かないわ、使用2日目にして落としてレンズに傷を入れて即修理だわ、
で苦労の連続ですが、
何とかデモ・フライトができました。
下の渓谷の写真をクリックしてください。
パソコンでご覧の方はマウスで画面をグリグリしてみてください。
正面だけではなく、横や後ろ、下も見えると思います。
360度カメラは明るいところに露出を合わせてしまうので露出オートで撮影すると渓谷内が暗くなってしまいます。それを避けるためマニュアルで露出を目いっぱい開けたのですが、そしたら空が真っ白にぶっ飛んでしまいました。そこはご愛敬。今後の課題とさせていただきます。
とりあえず、渓谷のVR映像が撮れた!っていうところで感動を共有していただけたら。
そしてこの映像、スマホで再生していただくともっとすごいことが。
VRゴーグルというのが必要になりますが、実はこれ2,000円くらいで買えるんです。
役場の自席でVRのテストをしていると、みんな「それ高いでしょ?」と言うのですが、「2,000円くらいですよ。」というと「えっ、マジで?」となります。
だってただの箱ですもん。肝心なところはスマホが受け持っているので。
古いスマホやYouTubeアプリのバージョンなどで、VRができない場合がありますが、それは残念、としか言いようが。。。
で、お持ちのスマホとVRゴーグルを使って、どうやってVR映像を見るか? というのを動画にまとめてみたのでご覧ください。(私が使っているVRゴーグルは上記に貼り付けた商品と違うのでやり方が若干違うかもしれません。その点ご了承ください)
YouTube内で「360度」とか「VR」とかで検索していただくと、他にもVRに対応した映像がたくさん出てきますので、他の映像も見てみてください。
さて、インフラは整いました。
これからガンガン「ドローンxVR映像」を撮ってきますよ。
その前に、私のInsta 360 ONE、早く修理から帰ってきてもらわねば。
三重県多気郡大台町川合
Kawai, Odai-cho Taki-gun, Mie, 519-2412, Japan