水呑不動滝(みずのみふどうだき) 大台町栗谷
ドローンはマイクが付いてません。
当然のことながら音声は無いのです。映像のみです。
だからドローンの映像には音楽がついているのです。
滝の動画を編集していて、どうしても、どの音楽をつけてみても滝の臨場感がでなくて、滝の音声だけ録りにいきました。
滝の動画と言えば、以前、六十尋滝(ろくじゅっぴろだき)を撮影した動画があったのですが、さすがに六十尋滝と水呑不動滝では規模が全然違うので、こりゃ滝マニアに怒られるな、と思い、がんばって水呑不動滝まで行ってきたのでした。
正真正銘の水呑不動滝の音声です。
しかも、ドローンと同じ動きでカメラを移動させて、水の音が大きくなったり、小さくなったりするのをとらえているのですよ。
そのおかげで、ポキッ、ポキッ、と、枝を踏みつける音も録音されちゃってます。
ドローンにマイクをつけりゃいいじゃん、と思った人います? ドローンにマイクをつけるとプロペラの音しか入らなくなります。
そんな苦労をしてやっと編集できた水呑不動滝の映像。
その次はエンコードで苦労。
エンコードというのは、映像データを圧縮する作業。
作業と言っても最初に圧縮の設定した後はパソコンはずーっと計算してくれるので、やることは最初の設定だけなのですが。
この設定がよくないと、映像がモヤモヤになったり、カクカクになったりするのです。
普通はデフォルト(初期設定)で行けちゃうので、そのままボタン・ポチッで済むのですが、滝のように水しぶきが画面全体にたくさんあるような映像はエンコードが苦手な部類に入り、いろいろ設定をいじらないと良い映像にできません。まだ途中いくつかモヤモヤがあるのですが、これでもよくなった方です。
ボタン・ポチッとやると30分くらいパソコンは計算しっぱなしで、30分後に確認して、「あ、失敗した」と思ったら設定を変えてみてボタン・ポチッ。
その繰り返し。時間ばかり過ぎていきます。
自分のパソコン上で、お、やっとOK! と思っても、今度はYouTubeにアップした後のエンコードでモヤモヤにされてしまったりして。
せっかく4Kの最高画質で撮影しても、結局観ていただく段になってモヤモヤじゃぁ、悲しくて涙がでます。
滝って、写真で見るのと現場で肉眼で見るのとでは全然違うんですよ。
どうやったら滝が滝らしく。
滝を見た感動を映像で伝えらるか? 修行は続きます。
三重県多気郡大台町栗谷
Kuridani, Odai-cho Taki-gun, Mie, 519-2507, Japan